春日神社 御とう神事
2019.03.04

東京都で島しょ部を除いた唯一の村、檜原村の春日神社に1572年から続く「御とう神事」無事に終わりました。今年で488年続いています。
神事の四日前から「切り火」食事制限があり、四つ足のものは食べれなく、(他人の入れた火)のものも食べれません。自分でお米を研いで炊いたり、お茶も自分でお湯を沸かして飲みます。
お風呂も自分で沸かして入ります。
身も心もきれいにして神事を行うんです!
神事の準備から全て当番8人で行い、真夜中の秋川渓谷の川でのふんどし姿で身を清め水温は2度くらい!冷たいではなくて痛い!って感じ。そして神様に献上するお米を研ぎます。
火付け石で火を起こしお米を炊きます。ライターやマッチなどは一切使わないんです。
飯盛役の方がそのご飯を献上します。人間界に迎え入れた神様と同じ食べ物を食べ、一緒に五穀豊穣と無病息災を願い神様に天にいったいただく。
夜中に行われる大変珍しい神事です。
人生初の大変意味のある経験をさせて頂きました。
生きていく中で今まで気付かなかったこと気付かさせてもらいました。
当番8人の札です
夜中この場所で体を清めます。
食事は当番があり朝と昼と晩と自分たちでつくります。
この時も切り火中なので、四つ足などは食べれません。
火打ち石で火をつける順番をくじ引きで決めます。
二番手を引きました。
火打ち石です。
夜中の零時半ふんどし姿になり始まります。
水温は2度くらい胸まで入り約一分間体を清めます。
彼が一番くじを引いて、火付け石で火を起こしました。
火が付いたことを村の人たちに伝え走ります。
白装束に着替え起こして火で炊いたご飯を献上します。
いい経験をさせて頂きました。